WAKITA MUSEUM OF ART
建築ワークショップ Vol.5

日本のモダニズム再考

アーティストプロフィール

川添 登 Noboru Kawazoe

1926年東京生まれ。早稲田大学建築学科卒業。53年『新建築』編集長。57年より建築評論家として多岐にわたり活動する。
60年世界デザイン会議日本実行委員。69年大阪万国博覧会テーマ館サブ・プロデューサー。70年京都にシンクタンク・株式会社CDIを設立。
72年日本生活学会設立。理事長・会長を歴任。81年つくば国際科学技術博覧会政府展総括プロデューサー。
87-99年郡山女子大学教授、93年-96年早稲田大学客員教授、99年-02年田原市立田原福祉専門学校校長。
CDI顧問。日本生活学会・日本展示学会・道具学会名誉会員。
1960年『民と神の住まい』により毎日出版文化賞、82年今和次郎賞、97年南方熊楠賞受賞。
『裏側からみた都市』、『「木の文明」の成立』(NHKブックス)、『東京の原風景』、『今和次郎-その考古学』(ちくま学芸文庫)、『列島文明』(平凡社)、『都市の歴史とくらし』、『環境へのまなざし』(ドメス出版)、大高正人共著『メタボリズムとメタボリストたち』(美術出版社)『伊勢神宮 森と平和の神殿』(筑摩書房)など多数。

三沢 浩 Hiroshi Misawa

1955年東京芸術大学建築科卒業後、レーモンド建築設計事務所勤務。
1963年カリフォルニア大学バークレー校講師。1966年三沢浩研究室設立。1991年三沢建築研究所設立。
主な作品に、平塚聖マリア教会。吉祥寺レンガ館モール。深大寺仲見世モール・水族館。柴又寅さん記念館。松代平和記念館(基本設計)。
東京大空襲・戦災資料センターなど。主な著書に『アントニン・レーモンドの建築』(鹿島出版会)、『A・レーモンドの住宅物語』(建築資料研究社)、
『フランク・ロイド・ライトのモダニズム』、『A・レーモンドの建築詳細』(彰国社)、『フランク・ロイド・ライト入門 その空間づくり四十八手』(王国社)などがある。
主な訳書にアントニンレーモンド『私と日本建築』、『自伝アントニン・レーモンド』(鹿島出版会)などがある。

松隈 洋 Hiroshi Mastukuma

1957年兵庫県西宮市生まれ。1980年京都大学工学部建築学科を卒業後、前川國男建築設計事務所に入所。2000年4月京都工芸繊維大学助教授に着任。2007年准教授。現在に至る。専門は建築設計、近代建築史。著書に『ルイス・カーン−構築への意志』(丸善)、『近代建築を記憶する』(建築資料研究社)、共著に『再読/日本のモダンアーキテクチャー』(彰国社)、『日本建築様式史』(美術出版社)、『関西モダニズム再考』(思文閣出版)、編著に『前川國男−現代との対話』(六耀社)、共編著に『建築家 前川國男の仕事』(美術出版社)などがある。
近年は、近代建築の保存と記録を提唱する国際組織DOCOMOMO(ドコモモ)の日本支部の活動に参加しており、その成果を公開する展覧会「文化遺産としてのモダニズム建築−DOCOMOMO20選展」(神奈川県立近代美術館2000年)、「文化遺産としてのモダニズム建築−DOCOMOMOlOO選展」(松下電工汐留ミュージアム2005年)のキュレーターとして活動を行っている。「生誕100年・前川國男建築展」(東京ステーションギャラリー)実行委員会の事務局長を務めた。
ペンシルヴェニア大学の建築博物館巡回展「アントニン&ノエミ・レーモンド」展(神奈川県立近代美術館・鎌倉)では、三沢浩等と共にアドバイザリー委員会に参加。