Mamoru Yanagawa Piano Recital
MUSIC in MUSEUM 2018

アーティストプロフィール

柳川守 Mamoru Yanagawa
(ピアニスト)


1932年、奈良県生まれ。幼少より両親および叔父からピアノの手ほどきを受け、5歳から東貞一氏に、のち1948年頃から佐藤愛子氏にも師事。1948年第17回日本音楽コンクールで第2特賞を受け、翌年の第18回同音楽コンクールで第1位、特賞を受けた。1950年に来日したラザール・レヴィ氏に師事。1953年7月ピアノ科を第1位、首席で卒業した。さらに同音楽院で和声法をアンリ・シャラン氏に、室内楽をピエール・パスキエ氏に学び、1954年7月に室内楽科も首席で卒業した。その後パリ・エコール・ノルマル・ド・ミュージックで指揮をジャン・フルネ氏に、室内楽をアンリ・ベノワ氏に、ピアノをバンゼラ夫人およびバスクレ夫人に、テクニックをグーロン嬢に師事、定期公開講座でコルトー氏の指導も受けた。その間、1955年カラヤン氏に紹介され、イタリアやスイスで演奏会や放送に出演する機会を得た。1958年ブロイロウスキー氏からパリ音楽院のマルセル・シャンピ教授を紹介され、ふたたびテクニックの基礎から学び直した。1961年ブタペストにおけるリスト=バルトーク国際コンクールも参加、入選して聴衆から熱狂的な称賛を受けた結果、名誉賞を特に追加して受賞した。その後、スイスおよびアメリカでブライロウスキー氏から直接指導を受け、1967年に帰国した。以後、東京を中心に演奏、教授活動等幅広く活動している。帰国後ほぼ毎年定期的に意欲的なプログラムでリサイタルを行い、注目を集めている。国立音楽大学名誉教授。