脇田 和 展
心にひびく、鳥・花・子どもたちの風景

2013年4月20日(土)〜11月25日(月)

開館時間延長・臨時休館のお知らせ

ひとが美術館へ出かける理由の一つは、自分の心にひびく「作品」と出会うことへの期待です。脇田和(1908〜2005年)の絵は、現代洋画壇で最高位の評価を得ています。優しい温もりのある色と形。独特な香気を放つ繊細なマチエール。象徴化された詩情豊かな絵画世界。脇田和の「作品」は観るひとに人生の喜びや悲しみを、控えめで静かな形で語りかけてくれます。 軽井沢の駅近く、緑の木立のなかで待つ『脇田美術館』(油彩・素描・版画等約1,000点を収蔵)。画家の全貌をつたえる展示を会期中休みなく行っています。あなたのご期待に応える「作品」が必ず発見できることでしょう。
photo:高梨光司
■ 企画展示(同時開催)
『銀座百点 表紙絵 原画展』 

意表をつく素材とコラージュ

4月20日(土)〜 10月1日(火)(1階展示室・会期予定)

脇田和は、油彩、水彩、版画、写真など幅広い分野にわたるさまざまな技法を用いて独自の絵画世界を表現しました。これらの作品によく使われたのが “コラージュ”です。
用いられる素材は、ドライフラワー、セロファン、布、和紙、切り抜き写真、地図やパズルなど、ふだん私たちの身の回りにあふれているものばかり。
それが脇田和の手を通って画面に現われると、思いがけない発見や楽しみ、ユーモアをたたえた洒脱な作品となって生まれ変わります。

そのコラージュの技法を毎回用いて描いたのが『銀座百点』の表紙です。 『銀座百点』は1955年1月に創刊された小冊子。
表紙を担当するアーティストとしては、脇田和で6人目。1983年1月から2000年12月まで18年間の長期間にわたりじつに200点余ものコラージュによる表紙絵を描き続けました。脇田がコラージュにしようと考えたのは、「小型の雑誌なので、表紙には強いインパクトが必要」と思ったといいます。

本展示では、この表紙絵・原画をコラージュ技法が用いられた油彩作品と共に展示いたします。意表をつく素材のたのしみや発想のみずみずしさ。
油彩画の魅力に加えて、脇田和の自由で多彩な個性をご覧いただければ幸いです。


・木のデザイン公募展2013 (1階展示室)
 10月5日(土)〜 11月25日(月)(予定)

開催概要

展覧会名称 脇田 和 展  心にひびく、鳥・花・子どもたちの風景
主催 財団法人 脇田美術館
開催期間 2013年4月20日(土)〜11月25日(月)展示替え等の臨時休館をのぞく毎日開館

※臨時休館のお知らせ
2013年10月2日(水)〜4日(金)(展示替えのため)
開館時間 午前10時〜午後5時(ゴールデンウィーク、7月15日〜 9月15日は6時まで) 会期中無休(展示替え等の臨時休館日をのぞく)

※開館時間延長のお知らせ
2013年4月27日(土)〜5月6日(月)まで開館時間を18:00まで延長いたします。
入館料 一般1,000円(900円)大高生600円(500円)
中学生以下 無料
※(  )内は20名以上の団体料金
アクセス ・ 電車 JR・しなの鉄道、軽井沢駅より旧軽井沢銀座方面へ徒歩10分
・ 車 上信越道・碓氷軽井沢インターより国道18号線を軽井沢方面へ入る
所在地 〒389-0102 長野県軽井沢町旧道1570-4
アクセスマップはコチラ
電話番号 0267-42-2639