Carol Sindell Violin Recital
MUSIC in MUSEUM 2017 vol.2

アーティストプロフィール

キャロル・シンデル Carol Sindell
(ヴァイオリン)


1948年生まれ。7歳でヨーゼフ・ギンゴールドの許でヴァイオリンを学び始め、その一年後にはモーツァルトの協奏曲を演奏してソリストとしてオーケストラとの初共演を飾った。

11歳でクリーブランド管弦楽団とメンデルスゾーンの協奏曲をロバート・ショーの指揮の下で演奏(当管弦楽団と共演した最年少のソリスト)。クリーブランド管弦楽団とのデビュー以降、数々のオーケストラとの共演やリサイタルが続く。1962年には栄えあるヤッシャ・ハイフェッツの門下となり、ハイフェッツマスタークラスを代表する卓越した演奏者として国際放送で演奏した。ジュリアード音楽院ではイヴァン・ガラミアンやエリカ・モリーニなどの指導者の影響を受けた。またワシントンD.C.のフライデーモーニング・ミュージック・クラブ・コンペティションとシカゴの国際コンクールで優勝。

1972年、その演奏に対してマーサ・ベアード・ロックフェラー・グラントを受賞。1974年、カーネギー・ホールでデビューした後、アメリカ、カナダ、ヨーロッパでソリスト、アンサンブル・プレイヤーとして活躍。

ノースウエスト室内音楽祭、パークシティ国際音楽祭など多くの音楽祭に参加。またFlorestan Trioのメンバーとして各国で演奏を行い、CDも録音している。他にも録音多数。

多忙なコンサートスケジュールに加え、ポートランド州立大学(PSU)のヴァイオリンと室内楽の教授を務める。教師として優れたキャリアを持ち、多くの才能ある演奏家が門下から輩出されている。

栗原麻樹 Maki Kurihara
(ピアノ)


2000年、2002年 浜松国際アカデミーコンクールにて第5位、第4位、併せてモストプロミッシングアーティスト賞を受賞。2005年 フランス アルカッション国際ピアノコンクール第一位。大阪国際音楽コンクール第二位。この後15歳でパリに渡り、パリ国立高等音楽院に満場一致にて入学、パリエコールノルマル音楽院の最高課程を修了、パリスコラカントルム音楽院のコンサーティスト課程を満場一致にて修了。2009年マイエンヌ国際ピアノコンクール第一位。2010年から1年間文化庁海外芸術家研修員としてパリに派遣される。2016年8月に12年間の留学生活、2年間のフランス市立地方音楽院での指導を終え、日本に帰国。これまで、かつしかシンフォニーヒルズ、パリ日本文化会館(仏)、カワイパウゼ、銀座ヤマハホール、南麻布セントレホールなど、国内外で数多くのリサイタルを開催し、好評を博す。

emyu:
(ヴァイオリン)


中学生の頃より、アメリカ・イギリスでの演奏活動を行う。19歳でアメリカへ留学。1998年からシンデル氏に師事。PSU Concert Competition入賞。帰国後、クラシックからジャズ、ロックまでジャンルの枠を越えて活動を開始。映画・ドラマ・アニメの劇伴、オープニング・エンディングのレコーディングやストリングスアレンジ、また数々のアーティストのサポートを行う。井口裕香、AKB48、おりも政夫、川田まみ、木根尚登、Kinki Kids、KOTOKO、柴俊夫、高木ブー、南條愛乃など。2015年、ロシア・モスクワ市で行われた音楽とスポーツの祭典“Art Football 2015”では世界16ヵ国から集まった約200人のアーティストの中からベストプレイヤー賞に選ばれた。その模様はロシア国営放送で生中継された。イタリア・ルッカ市で行われた欧州最大級イベント“Lucca Comics & Games 2015”では日本からのメインアーティストとして招聘された。