Hajime Mizoguchi Cello Quintet Concert in Karuizawa
Music in Museum 2012 Wakita museum of art

アーティストプロフィール

溝口 肇 Hajime Mizoguchi

チェリスト・作曲家。東京生まれ。
カラヤンをテレビで見て3歳からピアノを、11歳からチェロを始める。チェロとは別に中・高生時代はロックバンドでキーボードを担当し様々なジャンルの音楽に接する。
これらポップス、クラシック音楽の両方が、後の溝口肇の音楽性の「核」となる。その後、東京芸術大学音楽学部器楽科(チェロ専攻)に入学。在学中より多くの アーティストのサポートメンバーを務め、卒業後はスタジオミュージシャンとしてレコーディングやアレンジに携わる。

24歳の時に起こした自動車事故による痛みと、その苦しみから逃れるため「眠るための音楽」を作曲し始める。
それらは、初の自身のソロ楽曲として書きためられ、 1986年に『ハーフインチデザート』/Halfinch Dessert(CBSソニー)でデビューする。日本たばこ「ピースライト」等のCMにも出演し自身の姿と音楽を印象づけた。

現在も放送中の「世界の車窓から」(テレビ朝日/1987年〜)や「JET STREAM」(2002年〜)など、多くの人々に親しまれているテーマ曲を多数作曲しており、 映画音楽をはじめ、舞台、テレビドラマやCM等、数々の映像作品に楽曲を提供するなど、クラシック音楽のみならず、ジャズ、ロック、ポップスなど様々な音楽シーンで 演奏家、作曲家として活躍。 深く人々の心を潤す美しい旋律は、近年リリースされた『Hajime Mizoguchi The BEST WORKS』(2008年) 『Seasons』(2009年) 『New Best Selection』(2010年)などのCDやDVDにも多数収録されている。また、テレビや、FMレギュラー番組などにも数多く出演しており、スマートな語り口は好評。

現在も作曲と演奏活動をベースに、海外のオーケストラとのセッションによるレコーディングを行うなど、あらゆる分野での可能性を探求しつつ幅広い音楽活動を続けている。 「心の覚醒」と自身が位置付ける、その美しくホスピタリティあふれる音楽は、ジャンルを越えて多くの人を魅了し、ミュージック・シーンに独自のスタンスを確立している。

所有するチェロ/「アンジェラ」:1723年アレキサンドロ ガリアノ(ナポリ)を愛用。