脇田 和 展 〜鳥と、慈しむものたちと。

2017年6月7日(水)〜11月5日(日)*一部展示替えあり
*会期中無休(展示替え・イベント等の臨時休館日を除く)

「おやすみさん」
1997年 油彩・キャンバス

  • 脇田和の絵には、それぞれに、無垢で自由な愛しき心想が包含されています。
    人も子供も、傍らに寄り添う鳥たちや、どこからともなく運ばれてきた小さき葉や花弁も。
    内なる画家の心と対話する、そのものたちの静かな語りを、軽やかなリズムをもった色調と
    フォルムの中に、見る者は、そっと聴き入ることができるのかもしれません。
  • 「おはようさん」
    1997年 油彩・キャンバス
  • 「鳥のメッセージ」
    1998年 油彩・キャンバス
  • 脇田は、10代でドイツ・ベルリンに学び、帰国後、小磯良平や猪熊弦一郎らとともに新制作派協会を創立し、戦後はヴェネチアビエンナーレやピッツバーグ国際美術展出品など、国際展にも積極的に参加し国内外で活動を続けていきます。この頃、華々しい活躍から一転、脇田は肋膜を患います。絵を描くこともままならない苦境が長く続く中、ある時、新制作会員で友人の彫刻家・山本常一から一羽の鳥を貰います。脇田と「鳥」との出会いはここから始まりました。
  • 「芽生え」
    1998年 油彩・キャンバス
  • 「鳥を呼ぶ人」
    2000年 油彩・キャンバス
  • 現代洋画壇を代表する画家として活躍した脇田和。かつて、病床に臥せった若き画家のアトリエに友人が連れてきた野鳥は、画家の生涯にわたり、深く自らと対峙する絵の世界へと誘っていきます。
  • 「鳥の来る道」
    1986年 油彩・キャンバス
  • 「春の苑」
    1973-1974年 油彩・キャンバス
  • 本展では、脇田和が旧軽井沢に制作の居を移した1970年代から晩年までの作品を中心に、未発表作品を含め、油彩、版画、ドローイングなど、約80点を展示し紹介していきます。
  • 館内には日本のモダニズムを代表する建築として知られるアトリエ山荘(友人であった建築家・吉村順三設計)が当時のまま保存されております。その約80年に及ぶ画業の集積を美術館の空間の隅々で楽しむことができます。

開催概要

展覧会名称 脇田 和 展 〜鳥と、慈しむものたちと。
主催 財団法人 脇田美術館
開催期間 2017年6月7日(水)〜11月5日(日)*10月28日一部展示替えあり
*会期中無休(展示替え・イベント等の臨時休館日を除く)
開館時間 午前10時〜午後5時(7月15日〜9月15日までは午後6時/入館は閉館30分前まで)
入館料 一般1,000円(900円)、大高生600円(500円)、
中学生以下 無料
*()内は20名様以上の団体料金です。その他の割引につきましてはお問い合わせください。
アクセス ・ 電車 JR・しなの鉄道、軽井沢駅より旧軽井沢銀座方面へ徒歩10分
・ 車 上信越道・碓氷軽井沢インターより国道18号線を軽井沢方面へ入る
所在地 〒389-0102 長野県軽井沢町旧道1570-4
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電話番号 0267-42-2639