倉石 真 MAKOTO KURAISHI
(テノール)
東京藝術大学声楽科卒業、同大学院修了。イタリアのボローニャに留学。芸大定期オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」のフェランド役でデビュー。東京交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会、東京フィルハーモニー交響楽団のオペラ・コンチェルタンテ・シリーズに出演。その後日生劇場、藤沢市民オペラ、新国立劇場、東京室内歌劇場、横浜シティオペラ、東京・春・音楽祭など、国内での出演に加え、モンテプルチアーノ音楽祭(伊)、ギルバート&サリヴァン音楽祭(英)、ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場(伊)、トリエステ・G.ヴェルディ歌劇場(伊)など海外の歌劇場および音 楽祭にも出演している。最近ではボローニャ歌劇場日伊共同制作オペラ「蝶々夫人」(二条城)「トゥーランドット」(平城京跡)に出演したほか、佐藤しのぶ主演の新演出「夕鶴」(市川右近演出、千住博美術、森英恵衣裳)の与ひょう役として全国18 公演に出演。その安定した歌唱と真に迫る演技は高い評価を得てい る。オペラ以外にヴェルディ「レクイエム」、ロッシーニ「スタバト・マーテル」、ベートーヴェン「交響曲第9 番」「ミサ・ソレムニス」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」などのソリストも務める。啓声会会員。日本声楽アカデミー会員、聖徳大学兼任講師、東京音楽大学講師。
2020 年には上田市サントミューゼ大ホールにて、ヴェルディのオペラ「仮面舞踏会」の主役リッカルドを務める。